2019年上半期の人気レンタルサーバーは?
レンタルサーバーはSEO(検索エンジン最適化)対策にも重要
最近は、ブログ業者が提供する無料ブログではなく、自分で独自ドメインとレンタルサーバーを契約してWordPressでサイトを運用する人が一般的になってきました。
無料ブログだといくら頑張っても自己所有のコンテンツ資産にならないうえに、クリック報酬型広告Google AdSenseの審査に合格しないため、サイトの収益化に悪影響を及ぼすためです。
自己所有のコンテンツ資産を構築する際に重要になってくるのがレンタルサーバーの選択です。
安定感に乏しく表示速度が遅いサーバーを利用していると、Googleに評価されず、検索結果も上位表示されない恐れがあります。
ですから、最初の段階で、レンタルサーバーは高速かつ安定したものを利用したいものです。
当ブログでは、そのレンタルサーバーを選ぶ際に、サーバー性能や料金など様々な角度からユーザーが判断できる記事を提供してきました。

その記事を見たユーザーが、どんなレンタルサーバーを選んだのでしょうか?
ランキングを集計・分析した結果、どんな性能にユーザーは魅力を感じるのか、その傾向も見えてきました。
では、2019年上半期、人気のレンタルサーバーを発表したいと思います。
2019年上半期のベスト3は?
2019年上半期に、ユーザーが選んだレンタルサーバー「ベスト3」は以下の通りです。
順位 | レンタルサーバー | ディスク容量 | 月額(スタンダード) |
1位 | MixHost | SSD 150GB | 880円(3年契約) |
2位 | エックスサーバー | SSD 200GB | 900円(3年契約) |
2位 | ConoHa WING | SSD 300GB | 2400円 |
2位 | カラフルボックス | SSD 150GB | 880円(3年契約) |
3位 | スターサーバー | SSD 100GB | 500円(1年契約) |
3位 | さくら | HDD 100GB | 515円 |
3位 | カゴヤ | SSD 20GB | 400円(最安プラン) |
今回の人気ランキングは、当ブログからユーザーが選択し成果報酬が確定した件数をベースに決定しました。
こうしてみると、料金の安さよりも、サーバーの高速性や安定性、さらにはデータ保存の安全性に優れたレンタルサーバーが上位を占めました。
人気ベスト3にランクインしたサーバーの傾向とは?
トップは、2016年に設立されたばかりというアズポケット株式会社が提供するMixHostでした。
ブロガーの間では「高性能なクラウド型レンタルサーバー」という点が注目されていて、月額料金880円(3年契約)で、初期費用が無料という点も評価されたと思われます。
2位は、エックスサーバー、ConoHa WING、カラフルボックスと3社が同着でした。
いずれも高速で安定性に定評のあるレンタルサーバーです。
エックスサーバーはブロガーにとって定番のサーバーで私も利用しています。実績と信頼性は抜群です。
ConoHa WINGは国内最速を誇るため、とても人気があるレンタルサーバーです。
また、カラフルボックスはバックアップ先を完全に別の地域に設定する方式を導入し、災害に備えた安全策を講じている点が評価されたと思われます。
では、人気のレンタルサーバーの特徴を見ていきたいと思います。
人気ベスト1〜2位に入ったサーバーの特徴
mixhost(ミックスホスト)
今回、人気ナンバー1だった「mixhost」は最近、ブロガーの間で人気が高まっているレンタルサーバーです。
2016年4月11日に設立された若い会社(アズポケット株式会社)が運営していますが、ピュアなSSDを採用した高性能クラウド型レンタルサーバーで群を抜く高速スペックが注目されています。
主な特徴は以下の通りです。
- 容量(SSD)150GB
- 表示速度を高速化するHTTP/2&QUIC完全対応
- 一般的なApacheよりも数十倍~数千倍高速な「LiteSpeed」サーバー
- 最新のピュアSSD RAID10構成のハイスペックサーバーを採用
- WordPressをより高速化する「LiteSpeed Cache」を標準提供
容量は150GBと、他のサーバーよりやや少なめですが、このくらいあれば、一生十分な大きさだと思います。
料金は初期費用が無料で、月額880円からです。

(引用元:mixhost公式ページ)
ご覧のように、3年契約ならば、高機能で高速なサーバーが月額880円で利用することが可能です。ここは私も近く利用したいと考えているサーバーです。
エックスサーバー(XSERVER)
ブロガーの間で最もメジャーな高速サーバーといえば、「エックスサーバー」です。
今回の人気ランキングでも評判通り、2位にランキングされました。
私も利用している標準的なX10コースは次のような特徴があります。
- 容量(SSD)200GB
- マルチドメイン 無制限
- 「HTTP/2」対応でWebサイトを高速表示
- 高速読み書きができるSSDを採用
- WordPressを簡単にインストールできる
エックスサーバーは、2019年9月26日(木)18:00まで申し込めば、独自ドメインを1つプレゼントするキャンペーンを実施中です。.com .net .org .info .biz .xyz .link .clickの中から好きなドメインを選ぶことができます。
料金は以下の通りです。

(引用元:エックスサーバー)公式ページ
- 1ヶ月1200円
- 1年契約の場合→初期費用3000円+月額1100円=1万5000円
- 2年契約の場合→初期費用3000円+月額950円=2万5800円
- 3年契約の場合→初期費用3000円+月額900円=3万5400円
何と言っても実績と信頼のエックスサーバーですから、安心しておすすめできるサーバーです。

ConoHa WING(このはウィング)
国内No.1の処理速度を誇る高速・高性能のレンタルサーバーが「ConoHa WING」(このはウィング)です。
この高速サーバーという点に魅力を感じたユーザーが多く、人気ランキングでは2位にランクインしました。
主な特徴は次の通り。
- 容量(SSD)200GB
- 「LiteSpeed LSAPI」を採用
- HTTP/2」対応でWebサイトを高速表示
- 高速Webサーバー「NGINX」に対応
- 最新のピュアSSD RAID10構成のハイスペックサーバー
- 独自のWordPressかんたん移行ツールを無料・無制限で利用可能
ConoHa WINGは初期費用はゼロ円。最低利用期間という縛りもありません。

(引用元*ConoHa WING公式ページ)
どのプランに申し込んでも、申し込み後、すべてのプランに変更することが可能で、とても柔軟性のあるサービスです。
時間単位の料金が適用されるため、月途中から契約しても1ヶ月分を徴収されることがなく、ムダな費用が発生しないシステムを採用しています。
カラフルボックス
「カラフルボックス」が人気なのは、高速・高機能でコストパフォーマンスが優れているという点だけではありません。
バックアップを別の地域に設定し、大災害からコンテンツ資産を守る独自システムが注目されている点がユーザーに評価されているからです。
注目のスペックは以下の通りです。
- 容量(SSD)150GB
- 表示速度を高速化するHTTP/2&QUIC完全対応
- 超高速WEBサーバーの「LiteSpeed」を採用
- 東京↔大阪「地域別自動バックアップ」が標準搭載の災害に備えた設計
- WordPressをより高速化する「LiteSpeed Cache」を採用
料金は標準(容量150GB)で月額880円から。3ヶ月以上の契約なら初期費用は無料です。

(引用元:カラフルボックス公式ページ)
人気ランキング・ベスト3位サーバーの特徴
スターサーバー
「スターサーバー」は、無料で独自SSLが使えるクラウド型高速レンタルサーバーです。
主な特徴は次の通り。
- 容量(SSD) 100GB(スタンダード)
- オールSSDの高速サーバー環境
- サイト表示を高速化する「HTTP/2」にも全プラン対応
- サーバーのリソースを即座に拡張できるため、急なアクセス増加でも安心
- 大量の同時アクセス処理に最適化したサーバー「nginx(エンジンエックス)」採用
料金はスタンダードの1年契約が月額500円と、他のレンタルサービスよりも低価格料金を設定しています。
その分、ディスク(SSD)容量が100GBとやや小さめで、トレード・オフの関係となっています。

(引用元:スターサーバー公式ページ)
エコノミーからスタンダードまでは初期費用が1500円。プレミアムとビジネスは5000円(いずれも税抜き)の初期費用が別途必要です。2週間の無料お試し期間があります。
さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバが3位に入りました。
さくらは1996年12月23日創業し、実に20年以上の老舗です。
このため、知名度は抜群で、低価格が最大の特徴となっています。
サーバー性能の特徴は以下の通りです。
- HTTP/2で高速通信
- 高速Webサーバーnginx導入でSSLサイトの表示を高速化
- WordPressの画面操作も快適
- SSL無料で簡単即日発行
- モリサワWebフォントが30書体無料
料金はスタンダードプラン(100GB)が月額515円とリーズナブルで、2週間のお試しでレンタルサーバーを使用できます。

(引用元:さくらのレンタルサーバ公式ページ)
なお、高速なSSDサーバーを使いたい方は、新サービス「さくらのVPS」があります。
こちらも2週間は無料でお試しできます
無料ブログのようにWordPressを簡単に使える「カゴヤ」
今回、WordPressが最初からサーバーにインストールされているWordPress専用サーバーもベスト3にランクインしました。
それがカゴヤのレンタルサーバーで、契約後、すぐに管理画面からブログ作成を始めることができます。
しかも、独自ドメインの取得やデータベースの設定も不要なので、まるで無料ブログのように簡単にWordPressに取り掛かれます。
料金は月額432円(税込み)の最安コースからスタートして、かりにブログのデータ容量が大きくなったり、訪問者が増えてきたら、コントロールパネルから希望のプランに変更することが可能です。
主な特徴は次の通り。
- ワードプレスのインストール不要
- 転送量が業界最大級の1日200GB
- 簡単に必要な容量に応じたプランに変更可能
- ストレージはSSDで高速処理
- 安全性の証となるSSL証明書が無料
- デザイン性とSEO対策に優れたモリサワWebフォント
無料お試し期間は14日間となっています。
なお、最近はWordPressでブログを運営する人が多いため、カゴヤのようにWordPress専用サーバーが増えてきました。
主な専用サーバーは以下の通りです。
最安プラン | 初期費用 | SSD容量 | 設置可能なWP数 | |
カゴヤ | 月額400円 | 0円 | 20GB | 1 |
wpXレンタルサーバー | 月額1000円 | 5000円 | 30GB | 10 |
Z.com WP | 月額400円 | 1000円 | 10GB | 5 |
ご覧のように、いずれもサーバーはHDDではなく、高速なSSDを使用しています。

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