個人がアフィリエイトで稼げる分野はないのか?
Googleのアルゴリズム更新で大物アフィリエイターが苦戦!
最近、有力アフィリエイターが悲鳴をあげています。
それはアフィリエイト収入が激減しているからです。
収入源の原因は2つほど考えられます。
ひとつは、企業がネット上の収益や広告効果に注目し、みずからサイトを作って資本を背景に量産型の記事をどんどん発信し始めたことがあります。
企業サイトは信頼性も高いため、Googleの評価も高い傾向にあり、検索順位も上位を占めています。
当然、個人サイトは下位に押し出されているわけです。
もうひとつはGoogleの検索アルゴリズムがアップデート(更新)されたためです。
検索アルゴリズムとは、Google検索にキーワードを入力して検索した際、表示されるサイトの掲載順位を決めるプログラムを指します。
Googleは各サイトを評価し、その結果に基づいて掲載順位を決めています。その評価は約200項目に及ぶ基準が存在しているともいわれています。
その検索アルゴリズムは、毎年のように更新されており、2019年も大きな更新がすでに2度実施された模様です。
「サイトが飛ばされた!」「アフィリエイト収入激減」
大物アフィリエイターがこんなツイートを発信するのも、その多くはGoogleのアルゴリズムが更新されて検索順位が圏外に飛ばされたことが原因です。
個人サイトや個人ブログにとって冬の時代なのか?
企業が大資本を背景に記事量産型のサイトを運営したり、Googleが信頼性の低い個人サイトや個人ブログの順位を圏外に飛ばす事態が日常的な光景になりました。
検索エンジンや大企業の参入に加えて、近年は消費者保護の観点から、アフィリエイト広告の表示について法規制も強まっています。
アフィリエイトといえば、美容や健康食品、医療系の広告で稼いでいる人が多いのが特徴でしたが、そうした商品を扱うリスクは年々高まっています。
皆さんは、「薬機法・薬事法」って聞いたことがあるでしょうか?
正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」といいます。
たとえば、健康食品を扱う場合、医薬品でもないのに医薬品のような効果を表示すると薬事法違反になります。
健康・美容器具も同様で、医療機器のような効果を表記すると薬機法に抵触します。
健康食品や美容器具で稼いでいるアフィリエイターはとても多いですが、売らんがために効能効果を書きすぎると、「アウト!」となる時代なのです。
そんな中で、個人ブログや個人サイトが稼げる分野はあるのでしょうか?
個人がGoogleに評価されて企業にも勝つ方法とは?
個人が企業に勝る道はこれしかない!
年々、個人サイトやブログが稼げる分野が狭まっている印象を持ちます。
ひとつは、「薬機法・薬事法」など表示に関する法規制の強化。もうひとつは、Googleがサイトやブログを評価する際に「信頼性」を重視する姿勢を強めていることがあります。
では、個人が稼げる分野や稼ぐ方法はないのか?
答えは意外に簡単だと思っています。
それは、次の2点を重視すればいいのです。
- 法規制に関係のない商品を扱うこと
- ユーザー体験を中心としたサイトやブログを徹底すること
まずは、リスクの高い健康食品や美容系の商品は扱わないことです。
そもそも自分が買いたいとも思わないような健康食品や美容系器具をすすめても充実感がありません。
むしろ、「なんで自分はこんなサイトやブログを作っているんだろう」と嫌気が指すものです。
扱うなら人生を楽しくするようなグッズや機材を探した方が無難です。
その際には、できる限り、自分でも、その商品を使ってみて、ユーザー体験を中心にした記事を仕上げることが大切です。
私のブログでも、自分自身で使ってみた体験談が検索順位の上位に表示されています。
ユーザー体験はGoogleの評価が比較的高いと感じています。
今後は体験型の商品やサービスが稼げる予感
これまでアフィリエイトといえば、美容や健康食品、育毛といった「悩み系」の広告が多い世界でした。
もちろん、これからも悩み系で稼ごうというアフィリエイターはたくさんいると思います。
しかし、法的リスクやGoogleの評価基準を考えると、他の分野で新たなテーマを切り開くことも必要になったと感じます。
具体的には、人生をより豊かで楽しくする商品やサービスです。
そんな商品やサービスならば、サイトやブログの運営者自身も楽しく体験でき、さらに、ユーザーに心から勧めたいと思うはずです。
すでに、そんな商品で稼いでいるブロガーやアフィリエイターは少なくありません。
キャンプ道具やカメラ、アクションカメラ、ドローン、旅行やクレジットカードなど、生活を楽しく豊かにする商材はまだまだたくさんあります。
重要なことは、他人が稼いでいる商材や稼げそうな商材を選ぶという視点ではなく、自分が勧めたくなるような商品やサービスをじっくりと探すことだと考えています。

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