簡単に稼ごうとすると損するのがネットの世界
「簡単に稼げる」という言葉を見たら、それは詐欺だと思え!
いつか一度触れたいと思っていたテーマがあります。
それはネット上に溢れる「簡単に稼げる」「借金漬けの私が年収1億円」といった詐欺話です。
きょう朝日新聞の電子版を読んでいたら、「ほんの数秒、写真を選ぶだけで収入アップ」という言葉にひかれて、最終的に大金を取られてしまったネット詐欺の話が掲載されていました。
「簡単に稼げる方法を教えます」などという金もうけの手法をめぐり、トラブルが増加している。ネット上で売買されるこうした情報は「情報商材」と呼ばれ、高額な契約をしても宣伝通りの成果が上がらずに問題になるケースが多い。(出典:朝日新聞「簡単に稼げる方法を教えます」甘い罠でトラブル増加中)
記事に登場する被害者は、最初に初期費用1万2000円を払って、動画を共有サイトに投稿して再生回数を重ねて広告収入で稼ぐビジネスを紹介されました。
しかし、その後22万円支払うハメになり、最後は成果のないまま、相手とも音信不通になったという、よくあるネット詐欺です。
こうした話を見ると、私は騙す人に対する怒りと同時に、騙される人の安易さにも腹が立ってきます。
目先の利益を欲すると詐欺話も本当に見えてくる
最初は「無料」、そのあと「1万円」、最初の仕上げに「数十万」と、玉ねぎの皮を剥くように徐々にお金を巻き上げのがネット詐欺の常套手段です。
この手の詐欺は昔からよくある話です。しかし、お金に困って手っ取り早い利益を追い求めると、ありえない儲け話も現実味を感じて飛びつくのが人間の性(さが)なのかもしれません。
ありえない話が本当のように見えてくる詐欺話には、家賃保証付きの不動産投資や、元本保証で年利10%といった出資話があります。最近、こうした儲け話は社会問題になりました。
もちろん騙す方が一番悪いのですが、騙される方もマネーリテラシーが不足していると言わざるをえません。
手っ取り早く儲かる話はありません。
一流企業に就職して高給取りのサラリーマンになるにも、大学受験→入社試験といった努力を継続した長い道のりを辿ってのです。その間は、勉強している期間は無収入です。長い長い無収入の時期を経て高給にたどり着くのです。
一流企業に偏差値の高い大学の学生が採用されがちなのは、地道な努力を継続する力を持っていると企業側が考えているからです。
数日間の努力で高給取りになれるほど、お金の神様は私たちに甘くないのです。
ネット収入は最低3年の継続が必要!5年継続できれば人生変わる?
満足なブログ収入には3年継続の覚悟が必要
努力を継続した時間と報酬は比例するのが、ブログ収益の原理原則です。
私が副業でブログを始め、収益が年間800万円を超えるまでには3年を要しました。
ですから、ブログで満足な収益を手にするためには、最低でも3年継続する必要だと考えています。
翌年4年目にはブログ収益が1800万円に到達し、給料と同水準になったので、本格的にアーリーリタイアを考えました。

もちろん、ブロガーのあるあるですが、最初の1〜2年は本当に稼げるのだろうかと疑念が沸き起こることもありました。ただ、ブログ記事を書くのが好きでしたから、とにかく必死でコツコツと書き続けました。
2年目からは稼ぐために新たなテーマのブログを立ち上げるなど、いろいろな戦略を考えたりもしました。
3年目で収益が800万円になったとき、自分の努力の継続が報われた思いでした。その成果を家族にも還元したくなり、娘のピアノや塾代、リビングのテレビなどに消えていったことを思い出します。
そのくらいの時間軸で稼ぐ覚悟があるのならば、ブログに取り組むのは夢があって悪くはないと思います。
ブログで稼ぐために一番重要なこと
ただ、闇雲にブログを書き続けても収益は思うほど増えないのも事実です。
最も大切なことは、どんなテーマのブログを書くかということです。
毎日、自分の生活日記を書いたのでは、誰も見てくれませんし、アピールできる商品も少なく、どれだけ年月を要しても月収数万円が限界だと思います。
ですから、ブログに慣れてきたら、儲かりそうな分野のブログも立ち上げ、そこにアクセスが集まるような戦略を考えることが重要です。
私の場合は投資分野に狙いを定めて収益を拡大することができましたが、最低でも1件につき2000〜3000円以上の単価の高い広告で勝負することが大切です。
広告単価が低いと費用対効果が悪い副業になってしまいます。
仮説を立て、集客方法や広告選びなどを考え、検証しながら、ブログ記事を増やし、検索パワーを高める。この過程こそがブログの醍醐味です。
ゲーム感覚で試行錯誤を繰り返していけば、3年という年月は意外に早く過ぎ去るものです。
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