フリーランスは地獄!営業力がなければ生きていけない
雇われない生活が天国とはいえない
「会社勤めが嫌だからフリーランスになって自由に生きていきたい」
こんな思いに誰もが1度や2度はなったことがあると思います。
しかし、私はフリーランスにも2種類あると思っています。
- 技術力はなくアルバイト的な仕事で生活をしのぐフリーター
- 企業からも重宝されるだけの技術力を持つ職人
前者のフリーター的なフリーランスは、根無し草の生活に陥る可能性があります。
ただ、週3〜4日、どこでも働く気持ちがあるならば、それはそれなりに気楽な生活を満喫できるかもしれません。
しかし、そんな生活が30年も40年も可能かといえば、厳しくなるのは目に見えています。
なぜなら、年齢を重ねるとともに体力も落ち、一方で、高度な技術力もないため、求人先は力仕事しかなくなるからです。
つまり、体力と仕事のミスマッチに苦悩する人生が待っています。
では、高度な技術力を持つ職人的フリーランスならば、自由な生活を謳歌できるのでしょうか?
フリーランスで最も必要なのは営業力
「天は二物を与えず」と言いますが、技術力のある人はえてして自分から営業するのが不得意だという人が少なくありません。
高水準なものに仕上げる能力は非常に高いのですが、その仕事を自分から取りに行くのは億劫で仕方がないという人は割と多いものです。
さらにプライドもあるため、発注先から、あれこれと指示を受けることを嫌いがちです。技術力はあっても気難しいと、クライアントは気持ちよく仕事を処理していくれるフリーランスを選ぶようになります。
技術力があるといっても、世の中は広いですから、同水準の技術者は細の数ほどいて、職人肌の人は「井の中の蛙」で、自分が一番と思い込んでいます。
フリーランスが生きていく上で最も必要なのは営業力なのです。
しかし、営業力に自信のない人や、自分から足を運んで仕事を売り込むことが性に合わない人にも方法はあります。
インターネット上で完結する国内最大級の仕事マッチングサービス・クラウドワークスなどでクライアントを探すのが気楽です。

天国のフリーランス生活を実現する方法とは?
懸命に稼ぐ必要のないフリーランスだったら理想の人生だ
フリーランスの理想の姿は、毎月の収入を心配することなく、気楽に自分の好きな仕事で生きる生活です。
そのために必要なのは、収入が途絶えたとしても生活できるだけの金融資産です。ある程度、まとまった金融資産さえあれば、焦る必要はありません。
人生は短いようで長いですから、人生を分割して、その行動目標に向かって努力すれば、理想の生活に近づくことができます。
私の場合は人生を3分割しました。
- 10代〜20代 将来の準備期間
- 30代〜40代 金融資産の準備期間
- 50代以降 好きな仕事で生きていく期間
こうして人生の期間を分割すれば、いま、自分は何に熱中すべきなのか鮮明になってきます。
20代までは学業と基本的な仕事のノウハウ、社会の仕組みを学ぶ期間です。ここで生きるための基礎能力と基礎知識を習得します。
30〜40代は、とにかく金融資産を増やす期間です。結婚していたら、家を買ったり、子供の教育費など出費もかさみますから、金融資産を増やすのは容易ではないと思います。
しかし、真剣に取り組みさえすれば、金融資産を増やすためには自分に何が不足しているのか分かるようになります。
不足していることがわかれば、対策を練ることができます。
理想のフリーランス生活を実現する方法
30〜40代になって、生活費以外の余剰資金がなければ、金融資産は増やせないことを実感するはずです。
余剰資金を作るために必要なのは複数の収入源です。
最も理想的なのは、夫婦共働きであることです。クルマでも1気筒のエンジンよりも2気筒のエンジンの方が力強く走れるものです。
次に、重要なのは会社勤めしながら副業で収入を得ることです。会社に勤めていれば、給料で生活費や子供の教育費を工面する心配はありません。副業による収入が増えてくれば、自然と余剰資金が貯まってくるはずです。
そのとき、本格的に、自分がフリーランスとして生きるためにやりたい仕事を副業に選ぶのです。最もやりたいこと、趣味にしたかったこと、長時間取り組んでも苦にならないこと、いろいろな仕事や趣味を並べて、自分の副業に取り入れるのです。
毎日、自分が選んだ副業をコツコツ継続できれば、気づいた時には、悠々自適なフリーランス生活が可能な金融資産とスキルを身につけているものです。
複数の収入源をつくるという目標に向けて愚直に走ることができるかどうか?
その実行力と継続力さえがあれば、地獄のようなフリーランス生活を回避することができます。

コメント